有限会社ストレングスカード・コム (旧(有)キャリア開発研究所)

家庭・教育現場・企業などにおける人のコミュニケーション改善に役立つツールの販売、研修会・講演会の実施

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ストレングスカード開発秘話

私は自分で選ぶことができます。(キッズ37)

キッズ37えらぶ

子どもの相談でこのところとても増加しているのは、感情を上手に表現することができないというものです。何かきっかけがあると癇癪をおこしたり、ふてくされたり、泣き叫んで暴れる子どももいます。「ずっといい子だったのに、ある日突然、変わった。」「家ではいい子なのに学校で暴れるようだ。」あるいはその逆で、「学校ではいい子なのに、家に帰ると手に負えない。」などと言われます。このようなお子さんの中には、親や周囲の大人のいうことをよく聞いて、その期待に添うように生きてきて、自分が本当にやりたいことや好きなことを実は我慢しているということがあります。我慢しているということすらも意識せずに、無意識のうちに周囲の思いのとおりに動いている場合もあります。そのような我慢している自分本来の意志がむくむくと芽を出してくると、上手に表現することができないため、「困った子ども」となってしまいます。

このように育ったお子さんは、どんなに小さなことでも自分で決めていくということがとても大切になります。自分が本当に好きな遊びは何だろう、自分がお話ししたいことは何だろう、そして自分が今食べたいものは何?自分が決めるという一つ一つの小さい積み重ねが、子ども時代の大きな山場である思春期を乗り越える力となり、さらには大人になっていくための準備となります。
 

キッズカードの絵はアイスクリーム屋で、他の子とは違う味を選ぶ子どもの絵となっています。子どもたちは「アイスの味は自分で選ぶよ。」と自信満々に答えてくれます。良かったですね。

2018年09月11日 15:41

私はあいさつができます。(キッズ36)

キッズ36あいさつ


「おはようございます」から始まって「こんにちは」「お疲れさまです」「さようなら」と一日に何回も挨拶をします。私は人間関係が難しいと感じた時は、その相手の方に対して挨拶だけは欠かさずにするように心がけています。あいさつをすると少なくとも敵意はないということが伝わり、繰り返すうちに、相手の方も挨拶を返してくれるようになります。


保育園の子どもたちは、朝お母さんと登園し、先生に挨拶ができているのでしょうか。3歳以上の幼児クラスになるとしっかりと挨拶しているようです。でも1-2歳のクラスでは、朝まだ寝ていたり、お母さんお父さんと離れるのがいやで泣いてしまっている場合もあります。


私の住んでいる地域では、地域の連携が熱心なのですが、地域のお年寄りが交差点や階段などちょっと危ない場所で小学生の登下校を見守ってくださるという習慣があります。ちょうどこのキッズの絵のように、小学生がお年寄りに元気に挨拶をしている様子を見かけます。朝、元気に挨拶をして気持ちよく一日をスタートしたいですね。

2018年09月11日 15:40

私はありがとうと伝えられます。(キッズ35)

キッズ35ありがとう

これも当たり前だけど難しいカードです。特に家族など身近な人ほど、「ありがとう」を伝えるのが大変なのはなぜでしょうか。そんな私たちに便利なのは、「母の日」「父の日」「敬老の日」です。普段言えない「ありがとう」を素直に伝える日となっています。日常的にちょっとしたことでも「ありがとう」と伝えられるようになりたいものです。
 

子育て相談の中で、「もし魔法が起こって、困っていることがすべて解決したとしたら、家族や子どもになんと言っているでしょうか。」とお母さんに尋ねることがあります。しばらく考えてあるお母さんは、「ありがとうと言います。」と応えてくださいました。ああするべき、こうしなくてはならないという気持ちを捨てることができると、自然と感謝の気持ちが表れてくるのかもしれません。

2018年09月11日 15:40

私はよい友達になれます。(キッズ34)

キッズ34良い友達

みなさんはどのような人を友達と呼んでいますか。仲良く遊ぶことができる人のこと、一緒にいる人のこと、たわいもないおしゃべりができる人のこと、トイレに一緒に行ってくれる人のこと、喧嘩をしても仲直りができる人のこと、何でも話すことができる人のこと、助けてくれる人のこと、お互いに助け合える人のことなど、人それぞれです。

子どもの相談室では、親の悩み事の中で、「うちの子は友達がいない(少ない)のです。」というのがベスト3に入るほど、とても多いです。そして親御さんにとって、学校の個人面談では先生から「あなたのお子さんには友達がいません」と言われるのが一番嫌なことだとも言われています。友達の定義すら人それぞれなのに、一言で親や担任が「友達がいない」と言い切ってしまうのは、いかがなものかと思います。
 

先日のこと、中学入学を目前に控えたお子さんの相談の中に「友達が作れるか心配」というのがでてきたので、「あなたは友達が必要だと思うの?」と聞いたところ、「自分は一人でも大丈夫だけど、親が友達を作れと言う」と言っていました。友達は「作る」のではなくて「自然に友達になる」ものだということと、一人で大丈夫ならそれでよいのだということをお伝えしたところ、笑顔で応えてくれました。入学後そのお子さんは、仲良しさんが1人できて、楽しく中学に通っているようです。
 

これは私の感想ですが、友達関係というのは、人間の発達や心の成長ととても深く関係しているように思います。友達の数や友達として求めるものなどは、社会の中で自分らしくいきていく道に一つ添えるものとして位置づけられているのではないでしょうか。ですからどんなに周りが「友達が必要」と叫んでみても、その人自身が自分の準備ができていなければいけないのです。その当たり前のことがどうも周囲の人々には見えなくなることがあるようです。

2018年09月11日 15:40

私は自分の考えや気持ちを人に話せます。(キッズ33)

キッズ33自分の考え

日本の文化の中では周囲との調和が重んじられ、自分の考えや気持ちはあまり話さない人が多いと言われていました。最近では国際化とかグローバル化などと言われて、ずいぶんと自分の考えを積極的に話す教育も工夫されているようです。

しかし、どんなに自分を話してもよいという環境になっても、話す内容がなければ何にもなりません。自分がどのような気持ちで、自分は何を思って、何を目指しているのかということについて、話すことができるでしょうか。私たち大人にとっても、とても難しいことではないでしょうか。

 

このスキルは自分のことを少し客観的にとらえることができるようにならないと、自分の考えや気持ちについて話をすることはできるようになりません。そしてどんな小さなことでも「自分は○○の気持ちだった」と思い話すことができると、それが「自分は○○したい。」となり、さらにその能力が高まり「自分は○○の人間だ。」と自分のことを理解していくことができるようになっていきます。そしてちょうど思春期がこのように自分のことを考える時期となります。親にとっては反抗期ともなり、子どもが変わっていくことに抵抗を示す方もいるようですが、とても大切なプロセスなのです。

2018年09月11日 15:40

私は人を思いやることができます。(キッズ32)

キッズ32思いやり

「自分の子どもは思いやりのある子どもになってほしい。」この願いは子育て中の親の共通の願いではないでしょうか。そのために小さい時から、相手の気持ちを考えるということを教えている親御さんや先生方がたくさんいらっしゃるように思います。

私は、思いやりの心が育つには、まず思いやりの種をもらう必要があると思っています。子どもは自分が周囲の人から思いやりの心をもって接してもらう、そのことで思いやりの種をもらうことができます。種をたくさんもらうことで、自分も他の人に思いやりの心をもって接していくことができるようになるのです。

保育園の子どもたちに思いやりの心を教えていくときには、いつもロールプレイを行っています。どころんでケガをしてしまったお友達に、どのような内容であってもよいから、思いやりの言葉をかけたり、行動を起こしたりしてもらいます。「大丈夫?」「洗いにいこうか?」「先生に言ってくるね。」など様々な声掛けが飛び出してきて、とても微笑ましく思い、一人一人の心に思いやりの気持ちが育ちつつあることを感じます。

2018年09月11日 15:40

私は人を助けることができます。(キッズ31)

キッズ31人を助ける

お年寄りが階段を上っていくときに手を引いたり、荷物をもってあげたりしている絵です。前回の「助けを求める」の反対の概念ですが、子どもたちは「お手伝いをする」と言うことでよくわかってくれます。お買い物をした時に、この絵と同じようにお母さんの荷物を持ってあげたというエピソードをどの子どももお話ししてくれます。

また保育園では、異年齢の保育(縦割り保育)の中で、年上の子が自分より小さい子を助けてあげる機会を設けているところがあります。年長さんが年少さんの着替えや片付けを手伝ってあげるのはもちろんですが、もっと小さい1歳の子が0歳の赤ちゃんのおむつを持ってくるなど、ずいぶん小さい時から気がついて保育士やお母さんを手伝ってくれています。


一方お母さんや保育士からは、「自分のことも十分できないうちに、人の世話をする。」「自分のことはそっちのけで・・・」と半分苦情とも思われるご意見が寄せられています。自分を客観的に見ていくのは大人でも難しいことですね。

2018年09月11日 15:39

私は助けを求めることができます。(キッズ30)

キッズ30助けを求める

日本では、4月は進級や進学の時です。新たな環境や経験を楽しみにする人もいますが、とても不安にこの時期を迎える人もいます。ですから担任の先生や親御さんは、「困っている時はどんなことでもいいから言いなさいね。」と伝えることがあります。この声掛けで、少し安心し、困っていることを大人に伝えられるようになる子もいますが、相変わらず困の子どももいます。

新しい生活に混乱して、動き回ってしまったり、逆に固まってしまったりするのです。その様子から、「ほら、困っているなら・・・」と繰り返し伝えても、なかなかうまくいきません。どうしてなのかといろいろと探ってみると、どうやら自分が困っているということが分からないようなのです。「困っている」という表現は、案外曖昧表現なのだとあらためて気づかされます。
 

相談室ではどのようなことがあると「困っている」状態で、その時にはどのように助けを求めればよいのかについて、子どもと話し合うことがたくさんあります。このカードは、自分が困っていることに気がつき、そのことを周囲の人に適切に発信し、困りごとを解消するのに役立つ助けを得ることができるというものです。とても高度なストレングスですね。

2018年09月11日 15:38

私は一人で行動できます。(キッズ29)

キッズ29一人で行動

産まれたばかりの赤ちゃんは、養育してくれる大人がいなければ何もできません。一人で何かができるということは、笑ったり泣いたりすることくらいでしょうか、食事や着替え、排せつ、入浴など、だんだんと介助なしでもできるようになってきて、本人も周りの大人も、ずいぶん大きくなったと感じることができます。


キッズカードでは、おつかいをしている様子を絵にしました。ただ単に何か好きなものを買うということは2-3歳くらいの小さい子どもでもできるかもしれません。しかし、例えばお母さんに「リンゴ買ってきてね。」と言われるようなおつかいは、お店を選び、品物を選び、さらに値段を見て、自分の持っているお金の中から何を出せばよいか、足りるか足りないか、おつりはいくらかなどと考えるとなると、かなり難しくなります。一般的には小学校に入学してから徐々にできるようになるようです。


保育園でこのカードを見せると、買い物の場面よりも、「一人でお留守番をした」という話がたくさん出てきます。親御さんの気持ちとしては、子ども連れだと何かと大変なことも多く、ちょっとの間だけだから子どもに留守番をさせて出かけるということなのでしょう。このことの是非は様々あると思います。しかし子どもにとっては、だれもいない自宅に、一人きりでいるというのはかなり勇気がいることなのであり、留守番ができた時にはとても誇らしく思うようです。

2018年09月11日 15:37

私は人と協力できます。(キッズ28)

キッズ28きょうりょく


私たちは日常生活の中で、様々に人と協力しています。小さなことから大きなことまで、数え上げたらきりがないのですが、案外、気が付いていないことが多いのではないでしょうか。

誰にでも共通で持っている協力の場面として、給食を題材にしました。一人では持てないような重たい牛乳やおかずでも、二人で持つと運ぶことができます。自分自身も小学生の時に、重たい牛乳(当時はビン入りでした)を友達と運んだ思い出があります。


私が行かせていただいている保育園では、この給食の場面以外に、お昼寝の簡易ベッドを二人で運ぶということをしています。この簡易ベッドは1段1段積み重ねて収納することができるようになっており、運ぶだけでなく積み重ねる時も二人で上手にタイミングをあわせないと重ねられません。お互いに声をかけあったり、大きな子が小さい子の手伝いをしたりしながら、なんとか重ねています。生活の中で、人と協力していくということを実際に体験しているのですね。

2018年09月11日 15:37