私は自分の考えや気持ちを人に話せます。(キッズ33)
日本の文化の中では周囲との調和が重んじられ、自分の考えや気持ちはあまり話さない人が多いと言われていました。最近では国際化とかグローバル化などと言われて、ずいぶんと自分の考えを積極的に話す教育も工夫されているようです。
しかし、どんなに自分を話してもよいという環境になっても、話す内容がなければ何にもなりません。自分がどのような気持ちで、自分は何を思って、何を目指しているのかということについて、話すことができるでしょうか。私たち大人にとっても、とても難しいことではないでしょうか。
このスキルは自分のことを少し客観的にとらえることができるようにならないと、自分の考えや気持ちについて話をすることはできるようになりません。そしてどんな小さなことでも「自分は○○の気持ちだった」と思い話すことができると、それが「自分は○○したい。」となり、さらにその能力が高まり「自分は○○の人間だ。」と自分のことを理解していくことができるようになっていきます。そしてちょうど思春期がこのように自分のことを考える時期となります。親にとっては反抗期ともなり、子どもが変わっていくことに抵抗を示す方もいるようですが、とても大切なプロセスなのです。
2018年09月11日 15:40