私は人を助けることができます。(キッズ31)

お年寄りが階段を上っていくときに手を引いたり、荷物をもってあげたりしている絵です。前回の「助けを求める」の反対の概念ですが、子どもたちは「お手伝いをする」と言うことでよくわかってくれます。お買い物をした時に、この絵と同じようにお母さんの荷物を持ってあげたというエピソードをどの子どももお話ししてくれます。
また保育園では、異年齢の保育(縦割り保育)の中で、年上の子が自分より小さい子を助けてあげる機会を設けているところがあります。年長さんが年少さんの着替えや片付けを手伝ってあげるのはもちろんですが、もっと小さい1歳の子が0歳の赤ちゃんのおむつを持ってくるなど、ずいぶん小さい時から気がついて保育士やお母さんを手伝ってくれています。
一方お母さんや保育士からは、「自分のことも十分できないうちに、人の世話をする。」「自分のことはそっちのけで・・・」と半分苦情とも思われるご意見が寄せられています。自分を客観的に見ていくのは大人でも難しいことですね。
2018年09月11日 15:39