有限会社ストレングスカード・コム (旧(有)キャリア開発研究所)

家庭・教育現場・企業などにおける人のコミュニケーション改善に役立つツールの販売、研修会・講演会の実施

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ストレングスカード開発秘話

私はくわしく知っていることがあります。(キッズ47)

キッズ47くわしい

私はこれまでに、世界の国旗、電車、車、バイク、自転車、道路標識、時刻表、カレンダー、アニメやゲーム、芸能人、さらにはベルマークの商品とその点数まで、いろいろなことに詳しい子供たちに出会ってきました。このような子どもたちは、あることに興味をもち、それが好きという理由だけで、徹底的に調べて難なく覚えてしまいます。モチベーションが高いということはとても素晴らしい成果をもたらします。

 

残念なことに、その多くは学校の教科学習にはあまり関係のないことであったり、教科学習に関しては好きになれなかったりと、大人の都合通りにはいきません。しかしその子があることに夢中になって、最大限の能力を発揮できているということはまぎれもない事実です。そのことを大切にしていきたいのですが、多くの場合、「これがこれだけできるのだから、こっちも少しくらいできてほしい。」と思うのが親の常のようです。
 

好きなことを徹底的にできるという安心感と自信がないと、好きでもないことを頑張るという力は発揮できません。どうぞ思う存分、好きなことを追求することを経験させてあげていただければと思います。

2018年09月11日 15:42

私は人を楽しませることができます。(キッズ46)

キッズ46楽しませる

このカードは落語の絵にしました。落語絵本などが出版されて、小さい子供でも落語が面白いということはよく知っています。大きな声で笑うことができると、日々の嫌な出来事が本当に小さいことに思えますし、身体にとってもとても良いことだと言われています。大声で笑う、にっこり笑う、微笑む、おなかがよじれるほど笑う等、笑顔も様々ですが、1日に1回は笑うことができるような生活を送りたいですね。
 

私は日々子育てや生活に困っている方々の相談を受ける仕事をしていますが、50分の相談時間のうち、最初は困っていることを深刻に話し、中頃は涙したり、頭を働かせたりし、後半は笑顔で笑いながら退室していただくことが理想だと思っています。毎回そのような理想的な相談はかないませんが、それでも笑顔をお土産に持って帰っていただくことができるようにしています。

2018年09月11日 15:42

私は人の失敗をゆるせます。(キッズ45)

キッズ45ゆるせる

保育園の子どもたちの良いところ探しでは、「ごめんね」と言われた時に、「いいよ」と言うことができれば、このカードのストレングスがあるということになります。様子を見ていると、まだ悔しさが残り、「ごめんね」も「いいよ」も形だけという場合も多いようで、心を込めた言葉にはなかなかなりません。

子どもたちにこのカードを教える時には、事前に人の「〇〇するつもり」(意図)について伝えておく必要があります。年齢がまだ小さかったり、発達の遅れがあったりすると、「人を傷つけるつもりはなかったけれど(故意ではなく、うっかり)やってしまった。」ということがなかなか理解できない場合があります。その子自身が何かをうっかりやってしまったところを例にとり、落ち着いて、丁寧に教えていく必要があるようです。

失敗は故意ではありません。うっかり何かをしてしまったということを理解して、許してあげるということが分かってからやっと、心の底から「ごめんね。」「いいよ。」が言えるようになるのではないでしょうか。

2018年09月11日 15:42

私は物を大切にします。(キッズ44)

キッズ44たいせつ

豊かな時代が当たり前となり、あまりものを大切にしなくなっているように思います。洋服やバックなど、少し着ても飽きてしまえば処分してしまうようなことも多いのではないでしょうか。継ぎ接ぎがあたっている洋服を着ているような人も子どもも、あるいは道具もほとんど見かけなくなりました。安くてよいものが出回っているということでしょうか。
 

このカードはそのような時代に生まれた私も含めた多くの人に考えていただきたいカードです。このカードをみて、自分のお気に入りをどのように大切にしているのか、振り返ったり、話し合ったりしてみてください。さらにその物にたいする愛着がわくことでしょう。
 

ストレングスアプローチの研修会では、自分が大切にしているグッズ(ストレングスグッズ)を5つ挙げてみよう、というアクティビティがあります。グッズの他に、ストレングスタイム(お気に入りの時間や自分に戻れるアクティビティ)、ストレングスパーソン(とても大切にしている人間関係)を挙げていきます。全部で15のストレングスを挙げることになりますが、アクティビティの最後には、「こんなに大切な物や人・時間があるのだから、自分も大丈夫だ。」という気持ちになる方が多いです。ぜひ皆さんも大切なものを振り返ってみていただければと思います。
 

このランドセルを磨いている女の子のモデルは、私の長女です。使えば使うほど、大切にすれば大切にするほど、皮の良さがでてくるものだと教えたら、一生懸命磨いていました。惜しいことに、ランドセルは6年しか使わないのですよね。ぬめ皮の深みが出てきたころに卒業してしまいました・・。

2018年09月11日 15:42

私は新しいことに挑戦します。(キッズ43)

キッズ43あたらしいこと

日本は周囲との調和を尊重し、友達や職場の人と協調性をもって行動することが高く評価される文化と言われています。最近ではグローバルな人材を育成しようという教育や企業活動が盛んですが、子育てをしているお母さんや先生方のお話を伺うと、集団の中で「目立つ」ことよりも、溶け込んでなじんでいくことを大切にする方が圧倒的に多いように思います。


新しいことに挑戦するということは、これまでみんながやっていたことではないことに挑戦するということであり、ある意味とても目立つ行為です。それがものになるか、ならないかはともかく、皆がやっていないことを始める勇気は得難いものがあるでしょう。このカードは、自分の子どもが「悪い意味で」目立っていると思っているお母さんや先生方にぜひ見ていただきたいカードです。
 

ところで私が最初に出会ったセントルークス版ストレングスカード・キッズにあるこのカードは、普通に飛んでいる鳥たちの中で、一羽だけ上下逆さまに飛んでいる鳥の絵でした。当時は自分のカードとして大切に思っており、今でも時々そのカードを眺めて勇気をもらっています。

2018年09月11日 15:42

私は自分が好きです。(キッズ42)

キッズ42自分が好き

とても大切なことですが、もしかすると一番難しいことなのかもしれません。以前保育園の子どもたちに、「自分が好きですか?」と聞いたことがあります。多くの子どもは、わからないと応えていました。一方自分が好きだと応えてくれた子どもにその理由を聞くと、「お父さんとお母さんが、大好きって言ってくれるから。」「お父さんがかわいいって言ってくれるから。」というのがありました。周囲の大人からの「大好きだよ」という声掛けがいかに大切かがわかります。周囲の人が自分を愛してくれているというのを感じて、自分は愛してもらえるのにふさわしい人間だと思い、自分が好きになるのでしょう。
 

大人はどうでしょうか。小さい子どもと違って自分を客観的に比較し、これまでの仕事や生活を振り返り、自分の長所も短所も全部考慮したうえで自分が好きといえるかどうか。自分が好きでないと、生きていくのが少々苦しくなるかもしれません。子どもも大人も、自分が好き、自分でよかったと思えるような社会や価値観が根付いてほしいと思います。

2018年09月11日 15:41

私は夢や希望があります。(キッズ41)

キッズ41夢や希望

皆さんには夢や希望がありますか。小さい時や若い時はあったけど、今ではまずまずの生活を手に入れて・・・。という方が多いのではないでしょうか。しかしどんな小さいことでも夢や希望があると、生活の質が変わってきます。今の自分には足りないものを得たいと思うことがそもそもその人の成長であるし、その努力の過程はすべてその人の成長へとつながると思います。
 

最近の子どもたちはどうでしょうか。保育園の年長さんたちは、「プリンセス」「バレリーナ」「サッカー選手」「○○レンジャー」とたくさんでてきます。ところがだんだんと成長するにつれ、大きくて無限だった夢が、現実的で手の届くものになっていきます。「学校の先生」「看護師さん」「パン屋さん」「お花屋さん」などでしょうか。最近聞いたのは、「ユーチューブゲーマー?」でした。

人工知能が劇的な発展をしている中で、今ある職業の60%以上はなくなるともいわれています。これまでは思いもつかないような職業が登場する世の中になるのかもしれませんね。ところで私の子どものころは、女の子は「お嫁さん」というのがあったのですが、最近は全くなくなったようです。

2018年09月11日 15:41

自分は気持ちを切りかえることができます。(キッズ40)

キッズ40切り替え

自分がこれまでやっていたことを止めて、これからやらなくてはならないことに集中するというカードです。これは子育て相談に多い相談です。「自分でやりたいと言ったのだから、勉強や習い事、遊び、どれにも集中して、熱心に取り組んでほしいし、取り組めるはずだ。」または「やるべきだとわかっていて、なんでやらないのか?」など、親御さんとしての言い分は当然のことです。しかしなぜ、頭で考えているほど簡単には切り替えることができないのでしょうか。
 

子どもと接していてわかるのは、子どもはあまり先のことは考えずに「今ここで」を楽しんでいるということです。子どもは将来の不安とか、おとなの考えるべき論にはあまり関心がなく、今を生きています。少し先のことを考えて、「もう少し遊びたいけれど、ここで切り替えて宿題をしておこう。」と考えられるのは、小学校高学年くらいからなのではないでしょうか。自分の生活全体のことや、時間管理のことが少しずつ分かってきて、自分の意志で切り替えていくようになります。どんなに遅くても中学卒業までには、多くの子どもは自分のために、やりたいこととやらなくてはならないことを切り替えて、自分の行動を制御できるようになっていくようです。
 

発達の遅れのある子どもは、「切り替えが悪い」と言われることも多いです。とことんやりつくすということが評価される場合もありますが、切り替えることが評価される場合もあり、子どもとしては「やれやれ」と言いたいのではないでしょうか。多くは大人は時間に従って大人の都合で動き、その動きに子どもにも合わせてもらいたいため、子どもの切り替えの良し悪しがとても気になるのでしょうね。

2018年09月11日 15:41

私は工夫することができます。(キッズ39)

キッズ39くふう

何か困ったことが起きた時に、身近にあるものを工夫して使うことで、案外快適に過ごすことができます。先日のニュースでは、この頃の流行はできるだけ最小限の空間で、最小限の荷物で生活をしていくことなのだそうです。今の私の生活からは想像できませんが、考えてみるとスマートホンがあれば、テレビも電話も、カメラやビデオもいらないのです。さらに冷蔵庫のない生活に挑戦している女性もいらっしゃるし、子供のいるご家庭でも洗濯機は持たない方が便利という記事もありました。「持てる」ことが豊かだった時代から、「工夫して持たない」時代になってきているのかもしれません。

キッズカードの絵は、急な雨の時に、子どもはカバンを傘代わりに、犬は大きな葉っぱを傘の代わりにしています。猫は、大きなカメを傘にしたら、カメもとても喜んでくれたという絵です。工夫することでお互いにとってベストソリューションになるようにできるとよいですね。

2018年09月11日 15:41

私は得意なことがあります。(キッズ38)

キッズ38とくい

「得意なことは何?」と聞くと、最近では「ゲーム」と応える子が多くなりました。保育園の活動では、なわとび、つみき、折り紙、サッカーなどと応えてくれますが、家での生活を尋ねると、断然ゲームが多くなるようです。お父さんやお母さんの世代もゲームをして楽しんでいますので、家族みんなでゲームを楽しむことができるのではないでしょうか。

 

年長さんくらいまでの子どもであれば、少しでもできると、「得意なこと」としてお話ししてくれます。しかし学校にはいってだんだんと自分と他の友達と比べるようになってくると、残念ながら「得意なこと」が減っていってしまいます。自分としてはよいと思っていても、それがだんだんと「そうでもない」と思い始める。少し寂しいようにも思いますが、この段階を経て、初めて自信をもって得意なことといえるものが見つかっていくのだと思っています。

 

2018年09月11日 15:41