私はあやまることができます。(キッズ20)
自分の過ちを認めることはとても難しいことです。日頃より感じるのは、子どもの場合、叱られないということがわかると、自分の過ちを認めることができるように思います。
「あやまる」ということは、自分の過失を認めるという行為です。過失ということは、うっかりやってしまったことであり、わざとではないということです。この点を押さえておくと、子どもの行為についてもやたらに叱ったり、怒ったりせずに、対応していくことが可能になるように思います。
子ども同士の喧嘩に仲裁に入り、「お互いにあやまりなさい。」などと言うことがあります。しかし子どもが自分の言い分を十分聞いてもらえたと思えるまでは、あやまれないことが多いでしょう。なにしろ相手が悪いと思って喧嘩しているわけなのですから、その気持ちを押し殺してまで道徳的な行動をするように言われても納得できません。少し手がかかるようですが、子ども双方の言い分を十分に聴いてあげることが大切となります。
このように考えると、このカードは、子どもが素直にあやまることができる環境を大人が整えておくということも重要なのだということに気づかされます。
2018年09月11日 15:35