私は思ったことをやり通します。(キッズ26)
小さい子どもにとって、補助輪なしの自転車に乗れるようになることは、一つのステータスのようです。私の二人の子どもは全く異なるアプローチで補助輪とりに挑戦しました。長男の方は、ある1日、その日絶対に補助輪を取ると決めて練習しました。夏でしたが、乗れるようになったのは日没後だったことを覚えています。長女の方は、「そのうち取れるようになる」と、気が向いた時に少しずつ練習していました。ずいぶん時間がかかりましたが、自分でも気が付かないうちに乗れるようになっているような様子でした。
どちらも思ったことをやり通したわけですが、どちらかというと長男のやり方の方が付き合っている親にとってはこだわりの強いやり方だったと思います。たからといって長女の方が心配ではなかったかというと全くのそのようなことはなく、逆に「いつになったら乗れるようになるんだ!」とイライラしたように覚えています。
私と同じように子どもの「思い」に付き合わされている親御さんも多いのではないでしょうか。子供にとってはどんな小さいことでも自分の思いを通し、努力し、工夫し、それが叶うという経験は自信につながります。親としても一つ一つの経験を大切にしていきたいと思います。
ところで、保育園児の「怒った気持ち」のエピソードの中に、「補助輪を外す練習をしていたら、支えてくれていたはずのおとうさんが知らないうちに手を放していた。すごく怒った。」というのがありました。おとうさんの気持ちすごくわかりますから、許してあげてくださいね。