行動力がある(ストレングスカード12)
大人と子どもではやはり子どもの方が行動力はあるでしょうか。まずやってみるということができると、様々な可能性が広がり経験も増えます。経験が増えることで、「できなかったことができるようになった」という実感がわき、自分に自信が持てるようになります。これがさらに自信に裏付けられた行動力が増すという良循環を生むようになります。しかし、行動する前にあれこれ考えすぎると、心配になったり、失敗することが怖くなったりしてしまいます。本人が心配になるということももちろんあると思いますが、最初はそばにいる大人が自分の心配を子どもに押し付けることにより、新たな経験が積めなくなるということが多いのかもしれません。子どもが「考えるよりも先に行動する」「考えが未熟でも行動する」ということを大切に見守っていきたいものです。
一方、大人になって行動力がなくなってくるのは、今まで積み上げてきた生活や実績を失ってしまうような気持ちになるからでしょうか。失敗することもあるけれど、成功することもあるし、失敗したことからは学んで次に生かせばよいと素直に思える環境、小さい時から失敗から学ぶという経験を積んでいくことが大切なのかもしれません。
世の中、実際にやってみないとできるか、できないかわからないことはたくさんありあます。事前によく考えて計画を練るということは必要ですが、失敗を恐れたり考えすぎることなく、行動に移せるようになるといいですね。